「信頼できる強さ」

2016-02-12

福川 貴也 (10期生 平成13年卒)

 
OB 福川 写真坂本塾 第10期生

富雄中学校⇒奈良高校⇒金沢美術工芸大学デザイン科卒

卒業後大手広告代理店、不動産会社にて、それぞれ数年間持ち前の美術センスを生かした幅広いクライアントのマーケティング、クリエイティブ開発に腕を揮い、また不動産管理、売買営業の実績を積んだ後、地元富雄にて総合不動産業㈱フクカワ企業3代目として主に奈良県全般にて幅広く不動産事業を展開中。

 

 

 

 

 

 

坂本塾との出会い

「白庭台にええ塾あるらしい。そこ行け!」17年前のある日、父親から唐突に言われました。 それが私と坂本塾の出会いでした。
がしかし、それが大変な日々の始まりでした。
家からも遠く同じ中学の友人は皆無という環境に加え、当時の私は内向的な性格ということもあり長い間友達は全くできませんでした。
他塾生との会話も「シャーペンかしてくれへん?」くらいしか記憶にありません(笑) 「先生怖くない?」「今回のテスト難しくなかった?」とかちょっとした共感や相談できる相手もおらず、当初はかなり辛い思いをしました。
作ろうと思えば作れたはずなのですが 途中からあえて「友達は作らない」と決めました。
実はその決断が坂本塾で得た一番大切な事につながったわけですが、 今回はそれについて書いていきたいと思います。

 

本当のアホ

入塾当時の私は挑戦する前から挫折しているような本当のアホでした。 デカい目標は設定できない、無論のこと目標に向けたスケジュールを組み立てることなどできない、立てたスケジュールをやり切る根性も無い、本当にダメな人間だったと思います。 大人の社会では必須である大きい意味での「基礎体力」が皆無であった当時の自分。 振り返ってみると冷や汗モノです。

そんな私ですので、塾での成績はほとんど最下位という日々。 良くて下から数番目くらいだったのではないでしょうか。そんな状態で先生たちが黙っているはずもなく毎回怒られまくりです。 もう行きたくない、辞めたい、なんでこんなトコ来たんや〜と毎日後悔していました。。。(この辺り共感されてる後輩諸君、これからです(笑))

 

蜘蛛の糸

成績も悪く、いよいよ辞めさせられるんじゃないかなと思っていた折に 2つの事が重なりました。
1つ目は苦手で勉強を避けてばかりいた数学のテストで1人だけとんでもない点をとってしまい、いつもは優しい先生に真剣に思い切り怒られて呆れ返られたこと。
そして2つ目は、坂本先生に呼び出され「福川よ、わざわざ送迎までして通わせてくれてはる親の気持ちを考えんかい、こんな状態で努力せんのやったらもう辞めい。」としみじみと言われてしまった事。

今思えば、坂本先生や数学の先生の叱責というのはアホを続ける自分への 最後の蜘蛛の糸だったんだと思います。

そこからです。自分のなかで何かが変わりました。中1の冬でした。 「塾で友達なんかいらん。ビリの自分にとって彼らは全員追い抜かすべき敵や。俺は俺を信じるのみ、前の方に座ってる奴から全員イテもうたる!」と煮えたぎった事を憶えています。(といいながら高校では元坂本塾生同士仲よかったですよ(笑))
奇しくも次のテストは、苦手な「数学」でした。 「まず一発、シバき返さなアカン、逆襲や」 ….でも、どうやったら良い点取れるか分からない。 どうやったら、あんな頭のいい人たちに勝てるんや? 何も分からなかったのですが、アホなりに考えた結果がこうでした。
「とにかくテストまでの時間、食う、寝る、風呂以外の時間全てを勉強に費やしてみよう。それでアカンかったら、もう辞めよう。」 そう考えて、暗中模索でがむしゃらに取り組みました。
そして手当たり次第、授業内容、テキスト問題全てを繰り返し繰り返し、 寝てても解けるぐらい反復しながら勉強しました。 するとどうでしょう、上位数人くらいに入ったではないですか!!
「こうやったら、いけるんや!俺でもやれる!」という確かな手応えと達成感がハンパなくもの凄かった事を憶えています。
その経験を経てからというもの、やると決めた事に対しては全力で取り組み、結果を出すことにのめり込んでいったように思います。
当然そこからの成績はビビるぐらい上がりました。通知表に対しての意識も変わり「通知表は5が基本。オール5が当然だ」と思ってしまうくらい努力していた自分がいました。
坂本塾では、勉強はさる事ながら、努力の方法、結果の出し方、情熱、意気込み、気合い、執念といった力強い「イキザマ」を学んだように思います。 学校の勉強は一時のモノでした。しかし坂本塾の「イキザマ」は卒業しても忘れえぬ一生の宝物として、ぼくの胸の内で輝き続けています。

 

「自分を信頼できる」という強さ

本気で頑張っていたあの頃の自分は「世界一、努力した」と今なお言い切ることが出来ます。
笑われるかもしれませんがサッカーの本田選手やCロナウドと比べろと言われても、私の方が努力したと断固即答できます。
それは、自分の中にある“甘え”に完全勝利した経験から生まれた「自分自身への信頼」があるからだと思います。

 

社会に羽ばたく塾生へ

「好きこそものの上手なれ」有名なコトワザにもあるように「好き」というのは才能です。好きな道を進むことが、社会で活躍する秘訣であると思います。
しかし社会に出ると好きでもない事に直面することだってもちろんあります。 そんな時、私は坂本塾で培ってきた強さに救われました。

例えば成果が出なかった時に、当時の上司にどやされた後でよく言われたセリフが、
「お前は、決めた事を絶対やりきるから良い」
「次につながるし、すぐ伸びると思う」
自分なりに、目標達成するための段取りを考えて全力で取り組んでいたので、そういう姿勢は良く評価されていました。また最初はダメでも後々成果が出せるようになったのも事実です。
それは、坂本塾でテストに向けてスケジューリングを立てて実行するというパターンを繰り返してきたことによって身に付いた習慣に他なりません。

意外にも、社会へ出てみると決めた事を守れない人が結構います。
仕事を途中で放置したり、目標に届くための工夫をしなかったり、内容を誤摩化したりするのですが、、
そういう人を尻目に見ながら坂本塾の教えというのは、社会でも通用するんだ、と感じています。
新たな事に取り組む時など、往々にして上手くいかないのが人生です。しかし、そんな時こそ坂本塾で培ってきた強さに救われ、私は前に進んで行けています。

皆さんは、まず「好きな事」「打ち込める事」をこれからドンドン見つけてください。そして、是非それらに対して100%の努力ができる「基礎体力」を坂本塾で身につけておいてください。
その強さが備われば皆さんは無敵です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。 福川貴也

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