「塾に求めるもの」

塾にもとめるもの

正直なところ、自ら高い志を持ち向上意欲のある生徒でさえあれば、塾などに通う必要は全くないと考えます。

巷の参考書や最近ではアプリやスマホツールなどで対応は可能ですし、そもそも塾でも特別な教材を使用しているわけではありません。

ただ成人してからはいざしらず小中学生の時に上述のような志や向上意欲、ひいては将来の設計まで考えていたかというといかがだったでしょうか。少なくとも私自身はまったくありませんでした。

時間がたって大人になればだれでもわかる、何のために勉強するのか、また勉強した先に何があるのかを
ある時点(高校や大学入試です)までに心底自分で納得して自ら取り組めるように持っていくことがつまるところ
「塾の使命」だと考えています。

必要なのはズバリ、「環境」だと思います。

良い先生、良い教材もそうでしょうが枝葉にすぎません。

隣の友は、これをクリアするためにどんなことをどのくらいこなしているのかとか。
またこの取り組みでいけばこれくらいの結果になるなとか。
ひいてはこのカリキュラムで過ごしていれば、大半この進路になるのだなとか。

(坂本塾では毎年塾生の80%が奈良高、郡山高、西大和学園高に進学します)

それも3年間リアルに毎日眼の前で繰り広げられなければなりません。
そして「自分」もそれに染まる必要があります。朱に交わらば赤くなる

まさにそんな場所です。

(坂本塾は集団指導にこだわり続けています。同じ方向を向いて一つのチームの中、身内で切磋琢磨する。 その相乗効果は想像以上のものがあります)

そして、そうして身につけた教養はとりあえず目先の入試で使えるだけでなく
充実し幸せに生きていくための武器として一生あなたを守ってくれます。

最後にちょうど今から3年すこし前、2020年4月のコロナ禍まさに混乱のピークで塾生にあてた手紙を再掲します。

坂本塾の姿勢を垣間見ていただけると思います。

(学年によっては年度途中の入塾も対応可能です。詳しくは電話、問い合わせフォームよりお願いします)

坂本塾 塾長
塾生諸君へ

休校や部活停止など混乱と不安が続きますが、明けない夜はありません。 

物事何でも考えようで、逆に日頃やりたくてもできなかったことに時間をさけるチャンスやと考えましょう。 

勉強はこういう時に生きるものです。 

入試などという小さな目的で歴史を学んでいるのではありません。 

昔数多の疫病が流行ったとき、災厄に見舞われたとき先祖たちはどんなことを考え、どう動いてきたか、 

そしてその全てをどう克服してきたか。 

おそらく今回の騒動は未来の歴史の教科書にのるでしょう。君たちはその生き証人になります。 

正しい判断をするためにまずは先人から学ぶこと。 

物事の仕組みや構造を正しく理解すること。 

「勉強」するのはそのためです。  

さあ、やりましょう!   
 2020年4月6日

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