「夢は成長のエンジン」

浜田翔平 (9期生 平成12年度卒) 博士登場~!

 

浜田坂本塾第9期生。

上中学校⇒奈良高校⇒名古屋市立大学薬学部⇒京都大学大学院薬学研究科修了。薬学博士。

 大学院時代は英マンチェスター大学化学科での研究留学も経験。現在㈱科研製薬にて新薬の創製研究に携わっている。

 

 

 

 

 

坂本塾との出会い

 「坂本塾に通った人たちは学力の高い高校に合格してるし家から近く部活(野球少年でした)とも両立できる」おそらくそんな理由で入塾してくる生徒さんは多いと思います。私もその一人でした。 なお、この「今なお熱く」にも投稿されている玉川先生に、入塾早々テストでサボって思いっきり怒られたことを今でもよく覚えています(笑)。。。(今では、それは玉川先生(野球部の大先輩でもあり、坂本塾の大先輩でもあった)の愛情だったんだなと、とても良い思い出となっています)

坂本塾に一番感謝していること~ 同級生のトップレベルの学力を持つ人たちと切磋琢磨できたこと

 「朱に染まれば赤くなる」この諺は良くも悪くもまさしくその通りだと私は思います。奈良高校は奈良県のトップレベルが、大学院で通った京都大学は日本のトップレベルの学生達がそれぞれの高い目標や夢を持って切磋琢磨しています。 そんな中で周りの人たちに負けたくないと思いながら必死に頑張る (当然その頑張り方も大事ですが)といつか必ずトップレベルの人たちに負けない力を持てるようになります。
  奈良高校時代にしても京都大学大学院時代にしても、私が当初そこにいた学生達の標準レベルの学力を持っていたとは到底思えません。しかしそこに用意されていたハイレベルな環境が自分を染めてくれて自身の力を底上げしてくれたんだと確信しています。
   この「トップレベルに身を置くことの大切さ」を私は坂本塾で学びました。
  坂本塾は入塾テストで基準をクリアし県下でトップクラスの高校を目指す「優秀でかつギラついた(笑)人たち」が集まってきます。そして結果が公表される大テストで競争するわけです(まあ身内で練習試合を毎週やるようなもんでこれで塾生同士の連帯感や絆もドンドン深まっていくわけですが(笑))。
  それを乗り越えることができたら、そりゃ当然力がつきますよ。
  私は元々奈良高校に行ける力なんてなかったと思います。塾の大テストで1位をとったことも無いですしね(笑)。そんな僕が奈良高校に合格でき、その後もハイレベルな環境に身を置きたいと思えるようになったのも、この「高いレベルで競争する」環境が用意された坂本塾のおかげであると感謝しています。

後輩塾生のみなさんへ

  私は今年で31歳になりますが、長く学生生活を送っていたので会社に入ってまだ3年目。まだまだ若造で恐縮ではありますが、私なりに皆さんへのメッセージを送りたいと思います。

「将来の夢や目標を持ち、それを達成するための努力を!」

 幼稚園や小学校低学年の子供たちは、「大人になったら○○になりたい」と夢を持っていると思います。しかし小学校高学年、中学生と現実の社会を少しずつわかってくるにしたがって「自分の夢、将来の目標」を持っている人というのは少なくなっていくように思います。
 たとえ自分の夢や将来の目標を今持っていても高校、大学と経ていくうちに変わってしまうことも多いと思いますよね?私もそう思います。
なのになぜ夢や目標を持つことが大切なのでしょうか?

一つは、好きなことを仕事にすることが幸せにつながるためです(これは当たり前かもしれませんが)。もう一つは「夢や目標を達成するためにする努力が自分を成長させてくれるから」です。

 例えば私みたいに「製薬企業の研究者になりたい」のであれば、研究が盛んな大学院までいって薬に関する専門的な知識をつける必要があります。そのためには薬を勉強できる大学に行く必要があり、そのために高い学力をつけられる高校に進学するべきという結論に至ることができます。
 このように夢を持つと自分が進むべき道を考えるようになるため、将来に向けて「今すべきこと」がはっきりとします。
そして何となく勉強するより目標のために勉強する方が、一層やる気がでて努力するようになりますよね?
つまり夢を持つことがさらに「自分の成長スピードをあげてくれる」ことにつながっていきます。
このように夢を達成するために「計画」を立て、「ハードルを一つ一つ越える」ことで「夢に近づいていく」という経験は、もしも元々考えていた夢とは違う仕事に就いたとしても間違いなく活きてきます。それは、仕事と名の付く以上「目標」を設定してそれを「達成」していくことが常に求められるからです。

では、何を夢や目標にすれば良いのでしょうか? これは自分が頑張れるものであれば何でも良いと断言できます。例えば自分が得意な教科を活かせる仕事に就くことでも良いですし、具体的な仕事でなくても「○○な大人になる」というような自分の理想の大人像を追求しても構わないと思います。
とにかく達成したときのことを想像するとワクワクするような夢や目標であることが一番大切だと思います。その方が努力するモチベーションも上がるでしょうからね。私にとってはワクワクできる学問が、「薬学、化学」でした。
現在、勉強していた薬学、化学の知識を存分に活かせる仕事をさせてもらっています。今の仕事は決して楽ではありませんが、自分が好きな学問を仕事にできていることを本当に幸せに思っていますし、誇りをもって仕事をしています。もし、将来の目標を持っていない人がいれば(けっこうたくさんいるかな)今のうちから(決して早くはありませんよ)いろいろなことに目を向けて自分がワクワクできる夢や目標を見つけてください。そして少しずつで構わないのでそれを達成するための努力をしてみてください。今の勉強はいろんなことに目を向けさせてくれて、あなたの幸せを見つける手助けをしてくれていますよ、これは間違いありません。塾のテスト勉強は決して苦行ではありません(笑)。

 今回将来についてしっかり考えてほしい、ということを書かせていただきました。とはいえ「学生生活」は今しか経験できません。学生の時にしかできないこともたくさんあると思います。ですので勉強にしても、部活にしても恋愛にしても今できることをしっかり頑張ってほしいと思います。ただそんな中で、将来について考える時間もこの機会に少し作ってもらえると嬉しく思います。
先日坂本先生に久々に会いたいと思って連絡を入れた際、「おまえの熱いメッセージ、HPに載せろや」と言っていただき、恐れ多くはあったのですが今回寄稿させていただきました。このような機会をいただき光栄に思っております。私の話が塾生のみなさまのお一人にでも参考になるものであればうれしく思います。
 最後まで読んでいただきありがとうございました。

浜田翔平

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