竹林 名保子(旧姓:和田) (6期生 平成9年卒)
上中学校⇒奈良高校(在学中に1年留学:アメリカミネソタ州Cannon Falls High School卒業)⇒東京外国語大学(欧米第二課程フランス語科)⇒ミキハウス(株)入社
形のあるモノ(誰かが作った既製品)”ではなく、自分の個性や創造性を活かしたパフォーマンスで、無限の可能性を持った子どもたちの成長や自己実現に貢献したい!一念発起して英語教師に!
金光八尾中学校高等学校(13年勤務)
現在は奈良学園中学校高等学校勤務(7年目:英語担当、42歳3児の母親)
①やっかいな性格!?と坂本塾との出会い
当時の自分の性格をひと言で表すなら…
- とにかく負けず嫌い
- 超要領の悪い完璧主義
- 諦めが悪くやたらと根気強い
- 体力は無尽蔵
- 「石橋を叩いて渡る」というか、念には念を!叩きすぎて鉄橋を造る勢い!
塾とは無縁の生活をしていた私は、中学校に入って初めての定期考査で大きなショックを受けました。おそらく数学の試験が60点代で、小学校では取ったことがない点数でした。
何よりも、試験時間に分からない問題が数問続くことや、時間が足りずに頭が真っ白になったり、慌てたりすることが猛烈にショックでした。その経験から、「同じ失敗はしないぞ!」と自分なりにガムシャラに勉強を始めました。
ただ独学の勉強はやってもやっても「これで大丈夫!」と思えるような終わりが見えず、念には念を!どこまでもやり続けてしまい、どうやっても不安が消えない日々でした。
そんな中、幼馴染であり1番の親友が坂本塾に通っていることを知り、「彼女がいるなら!」と私も入塾を決めました。
彼女は私の理想でした。絵が上手い、字が上手い、とにかく器用、みんなに優しい、家のお手伝いや弟の面倒も見る、そして勉強はもちろんできる!何より一緒にいて楽しい!勉強だけじゃない彼女のバランスの取れた人となりが憧れでした。私もそんな人になりたい。彼女と一緒に過ごせる坂本塾は私にとって安心の場所でした。
坂本塾では「今やるべきこと」は何なのかが具体的に示され、目標も明確で、日々のto doがハッキリと分かるため、少しずつ不安が消えて迷わなくなりました。また、彼女を含めた塾の仲間は良きライバルであり、私の負けず嫌いを刺激してくれると共に、そういった仲間と一緒に肩を並べて過ごせる安心感が、私の中学校生活の大きな支えとなりました。
これだけやればこんな結果になる。これだけやったのだから大丈夫。自分はこれなら絶対にできる!坂本塾での1つ1つの課題をこなしているうちに、自分の中でも自信が湧いてきました。自然と自己肯定感が高まっていく日々でした。
高校受験を終えてからも、様々なことに挑戦できたのは、あの坂本塾での3年間があったからだと思っています。頑張り方、頑張る喜び、頑張る目的、頑張った先にあるもの、そういったことを教えていただけたのが坂本塾だと思っています。
②後輩たちへの人生のアドバイス
「人生のアドバイス」なんて大げさなことはできませんが…
- 何事も本気で取り組もう!何かだけじゃない!何でも!
- 一緒にやろう!出来たら全力でハイタッチしよう!
- 青春って素晴らしい!人生は一度きりだからね!
教員になって早20年目の私ですが、今も目の前の生徒たちに日々こういう気持ちで向かい合っています。現代っ子たちにウザイと思われている部分も多少はあるかもしれませんが、「本気」は必ず伝わると思っています。
そして、その後の感動や喜びは「本気」で取り組んだ者にしか分からないとも思っています。だから、一緒に頑張って、一緒に喜びたい!
“面倒くさい” “だるい” “どうせ” “意味ある?” “何になる?” “役に立つ?” “テストに出る?”こういった言葉は子どもたちから嫌になるくらいよく聞く言葉です。
でも、大事なことはそんなことではないんです!
例えば、体育祭で優勝したって受験では別に何の意味もないかもしれないです。でも、私は今でもクラスで優勝することに全力を注いでいます!
体育祭までにクラスで作戦を練ったり、揉めたり、猛練習をしたり。それで結果的に優勝できてもできなくても、最高に嬉しくて大喜びしたり、めちゃくちゃ悔しくて泣いたり。その感情は全力を尽くした者にしか感じることができないモノ。それは何よりも価値のあることだと信じています!
どんな目標であれ、その目標に向かって全力を尽くして頑張れること。
「ここぞ!」という時に頑張り方を知っていること。
頑張りきれること。
そしてその仲間がいること。。。
そういったことは人生の宝となる強みだと思っています。
頑張った先にある結果は、勝ち負け、合格不合格だけで判断されるものではないと思います。
「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、目標に向かって頑張れる自分の回りには、同じように頑張れる仲間が集まります。その逆も然りですね。
せっかくの人生ですから、自分の人生をより豊かに生きるためにも、良い仲間と出会えるように「今」を精一杯に生きてみてください。
偉そうなことを長々と書いてしまっていますが、私は教員としても、母親としても、単純に大人としても、毎日上手くいかないことはたくさんあるし、不安になることもいっぱいあります。
でも、何度壁にぶつかっても、目標に向かって頑張ることや努力することが好きです。
うまくいかない悔しさがあるからこそ、うまくいく喜びがありますよね。
そもそも努力も何もしていないことに対しては、無関心だから悔しさとか喜びとかは起きないですね。せっかくの人生ですから、ヤッター!ヨッシャー!バンザーイ!と心から思える瞬間がいっぱいあると嬉しいですね。
こういったことは、当時坂本塾で「お前らな~!!!」と大きな声で毎日坂本先生が全力で熱く語って下さっていたことばかりだなと思います。その思いは、きっと今の坂本塾にも受け継がれていることだと思います。
最後に…、余談ですが、私の大学生活はフランス語よりもチアリーディングに全力を注いだ日々でした。もうユニフォームは着ていませんが、Cheerの精神は今もずっと心にあります。
坂本塾では公立高校を目指している人が多いと思いますが、第2希望や第3希望の滑り止めであっても、ご縁があれば奈良学園で皆さんと会えることを楽しみにしています。
まずは目標に向かって頑張ってくださいね!
You can do it!! ありがとうございました 竹林 名保子