坂本塾第15期生 タイガー先生登場!

松本 悠(15期生 平成18年卒)

上中学校⇒奈良高校⇒京都大学物理工学科⇒京都大学大学院航空宇宙工学卒。
現在(株)日本製鉄 名古屋製鉄所勤務。 日々の操業管理を担当し入社4年目の今もいろいろなトラブルに悪戦苦闘しています。
京大、京大院在学中は坂本塾で熱血指導。主に高校編を担当してました。

●坂本塾との出会い ~勉強というものには縁がなかったです~

小学校での野球(真弓パンサーズ)友達が坂本塾の入塾試験を受けるということを母が聞き 「あんたもどうや」ということで僕も試験を受けました。
小学校時代はあまり勉強するといった習慣がなく、遊んでばかりだったので入塾試験は落ちるだろうなと思っていました。 合格通知が来たときには正直驚きましたが、厳しい塾だとの噂は聞いていたので塾に行く前から不安になっていました。

●塾に通い始めてから ~驚きの連続~

まず驚いたのが授業の早さと小テストの多さ。
オールド組(小学生からの塾生)は慣れたように難なくこなしていることが 、ニュー(中学から入った塾生)の自分たちはついていくのもやっと。。。
よく覚えているのが2回目のゲリ単テスト(英単語テスト)。正直このぐらいでいいや~と適当に勉強して受けたのですが。。。順番に前の席(オールド)からテストが返されていき、みんな普通に「OK」なのに自分のテスト返却のときだけ「なんやこの間違いの数は~」とめっちゃ怒られたのは良く覚えています。
初めのうちは、怒られるのが嫌でテスト勉強をやっていたのが いつの間にか小テストがあれば勉強をするというのが習慣になっていきました。
「当たり前のこと(宿題やテスト勉強)」を「当たり前」にやる。
簡単なようで難しい事。
坂本先生はよく言ってました。
「たった10個か20個の単語テストで1回満点とることなんか簡単やろ。それをあたりまえにずっと続けること、エライっちゅうのはそういうことや」
大切なことを身に付けさせてくれたんだなぁと 今になって思い返します。
そんな塾の厳しい思い出もありますが、坂本塾長や個性の強い先生方のおかげで塾生として通った3年間は楽しく過ごせました。
時々授業の合間に挟まれる先生たちの塾生時代(坂本塾の先生は全員塾の卒業生です)や高校時代の思い出など面白い話があったり、 塾の席順は大テストの順位で決まったり(先生はよく言ってました「これは賢いアホの順番やないで。努力した、しんどい思いした順番や。だからコロコロ変わるやろ。大事なのはその頑張りが充分なのか、そうでないかを知っておくことや」→その通りやと思います。)
「デキたもん帰し」(先生が授業終わりに出す問題が解けると帰れる)など、 塾生の身内同士での競争があったのも自分の中ではモチベーションになっていました。 自分が問題を解き終わってもすぐに帰らずに友達の様子を見に行ってやり方のヒントを言ってあげたり、 逆に先に終わったやつから教えられたりして悔しくなったり、自分の中では良いサイクルが出来ていたと思います。
(自分ができたら仲間を助けてやれ。人に教えるのもいい勉強やというルールでした)

●人生について教えてくれる塾  ~他にはない坂本塾だけのもの~

坂本塾については学校での周りの印象は「勉強が厳しい」といったものが多かったですが 塾生として通っていた自分は勉強だけではなく「人生について教えてくれる塾」と感じています。
坂本先生がよく言っていた言葉の中で
「カッコいい人間になれ」
「やるときはやれ!遊ぶときは遊べ!」
の2つを特によく覚えています。 塾生の大半は部活やクラブチームに入っていたりしている人間が多かったですが、 勉強を優先しろといったことはなく先生は全力でやってこいと応援してくれます。 勉強だけできてもカッコよくない、両方できるからカッコいいんやということを常々教えられて定着しました。
もちろん勉強も教えてもらいますが、まずは物事に取り組む姿勢というものを教えられます。
メリハリをつけてだらだらやらないといった時間の使い方を教えられます。
これは勉強に限らず今後の人生においても重要なスキルだと社会人として働く今も非常に痛感しています。
また、勉強をする意義についても先生の語りの中にあったり、 とりあえず勉強をやらされるのではなく、何のためにやるのかを考えるようになりました。
人それぞれ価値観はありますが、自分は坂本塾でカッコいいと思える先生たちに出会えたことがすごく良かったと思います。
この塾で学んだことをまた伝えたいという想いがあり、大学時代には塾で先生という立場で戻ってきました。 その時もこの塾は相変わらず「熱い」授業を展開しており、懐かしさと安心感がありました。
5年間先生として自分の経験や想いを生徒に伝えることの難しさを感じながら、坂本塾からはいろいろと学ばせてもらいました。
ただ勉強を教えるだけなら楽な方法はいくらでもあるのに、 坂本塾の先生たちは生徒に本気でぶつかっていく、こんな先生たちがいるから今の坂本塾はあるのだなと思います。

●後輩たちへのアドバイス

塾生として通っている皆さんへ

今は厳しい・辛いと思うことが多々あるかもしれませんが、これから先の自分(高校・大学生になってから、就職してから) をイメージすると頑張れると思います。
それでも辛いときは抱え込まずに迷わずに周りに相談してください。
周りには相談に乗ってくれる仲間や先生たちがいるはずです。
ここでの、坂本塾での頑張りがいつか自分の人生で必ず役に立つはずです。

卒業生たちへ

高校・大学生になってからは自分たちのできることが増え自由になります。
逆にいうと放置されることが増えます。
何もしないと本当に何もせずに終わってしまいます。
何もしないもったいない時間を過ごさないようにしてください。
何か一つでも全力で取り組むことを見つけてください。
部活でもよし、遊びでもよし、勉強でもなんでもいいんです。「やりきった」と自信をもって胸を張って言えることを見つけてください。
ただ流されるのではなく、今後振り返った時に後悔しないような選択をしてください。
たとえ失敗したとしても「~~しておけばよかった」というカッコ悪い人間ではなく、
「これだけやったのだからもういいや」と自信を持って言えるカッコいい人間になってください。
君たちよりも少しだけ先輩のアドバイスです。
最後まで読んでいただきありがとうございました! 

              坂本塾第15期生  松本 悠

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