「カッコいい大人になる」

中美総司(16期生 平成19年卒)

坂本塾第16期生。 あすか野小(:生駒T.Sメッツ)→上中(野球部)→郡山高校(硬式野球部)→大阪府立大学(硬式野球部)→大阪府立大学大学院卒。 大学では電子物理工学専攻、大学院進学で太陽電池の研究をするも、「自分の本当にやりたいことは?」「人と人との繋がりの中で、社会の荒波に揉まれて成長しカッコイイ男になること」との考えに至り、モノとモノ、ヒトとヒトを繋ぐ商社 阪和興業(株)へ入社。現在営業の最前線で活躍しています。
大学院の2年間は坂本塾で講師も担当してました。

●坂本塾の思い出

・坂本塾との出会い

坂本塾という存在は、入塾テスト直前までほとんど知りませんでした。
後から聞けば、親は僕が幼稚園生くらいの頃から坂本塾に入れたいと思っていたらしく、家で勉強していたドリルは全て坂本塾入塾のためだったらしい。。そんなことはつゆ知らず、当時少年野球のチームメイトと一緒に、親に薦められるがままなんとなくで受けたテストですが、結果は、、なんと不合格。。
国語と算数の2教科でしたが、算数80点!国語30点!!!みたいな極端な点数をとってしまい、惜しくも合計点不足。第二回のテストまでに国語のドリルを何冊かめちゃめちゃやり込んでなんとか滑り込み合格したのが僕の坂本塾生活の始まりでした。

・入塾〜5.6年生

当時、衝撃を受けました。「や〜るじょ〜!(授業やるぞ の意)」の雄叫びと共に教室に入ってきて、緊張感たっぷりなのになぜか面白い、そしてとてもわかりやすい授業をする先生がいる。坂本元先生との出会いでした。
当時は週3回、塾で授業を受けるのが楽しみでしかたなかった記憶があります。塾が終わって家に帰れば、食卓では塾であったことを嬉々として報告し、それを見た弟妹が早く坂本塾に行きたくてたまらなくなる 笑。そんな小学生時代でした。その後、弟・妹共に坂本塾でお世話になりました。

・中学1年生 〜初めての挫折〜

中学生になると、小学生の教科に加えて英語を学ぶことになります。
この英語科目の出現により、僕は塾生活初めての挫折を味わいます。。僕はこの英語がとても苦手で、塾生活で初めて、テストの点数が悪くて怒られました。
坂本塾では、良い点数を取るとめちゃめちゃ褒めてもらえますが、悪い点数を取ると、めちゃめちゃに怒られます。怒られたくもないし、悪い点数なんて取りたくないから頑張って勉強するのだけれど、点数はなかなか上向かない。英語のテストのたびに恥ずかしいやら悔しいやら、その時初めて塾に行くのが憂鬱になったことがあります。
このままではいかんと思い、自分なりに考察して導き出した答えが、「教科書本文丸暗記」でした。教科書を繰り返し音読しまくり、教科書を見ずとも暗唱できるレベルにする。それを白紙に書き出し、一言一句間違ってないか確認(少なからずスペルミスが発生する)。間違い箇所がなくなるまで繰り返し音読・暗唱・書き出し。
すると、不思議なことに塾でも学校でも急に点数が上がり、定期テストでは平均点を押し上げてくれるくらいの教科になりました。
結局何が言いたいかというと、「自分で考えて、死ぬ気でやってみろ。」ということ。
塾の授業でも勉強のやり方は様々教えてもらいますが、結局自分に合うかどうかはその人次第。むしろ先生が言ってるのをそのままやってみてもうまくいかないことが多分多くて、みんなそれぞれに自分なりのアレンジを加えてるはず。塾で高得点をとっているメンバーに勉強法を聞けば、たぶんそれぞれ違う答えが返ってくる。(ベースは先生方の教えを忠実に守っている。)
得意な分野なら、おそらくそれは自然と自分に最適な勉強法を見つけられたのだと思う。苦手分野ほど、自分流勉強法にだどりつくのに時間がかかるもの。苦手だと思う教科がある人は、自分なりの勉強法を考案し、それを死ぬ気でやり切ってみよう。結果は必ず付いてきます。

●坂本塾のすごいところ

坂本塾は、「合格実績がすごい。」「入塾すれば成績が伸びる。」そんなイメージが強いかもしれません。もちろんそれに間違いはないし、30年の実績がそれを物語っています。
が、本質はそこではありません! 坂本塾の本当に凄いところは社会に出てからも通用する「生きる力を学べる塾」であることです。
先生からはしきりに「やるときゃやる、遊ぶ時は思いっきり遊ぶ。」ことを言われますが、まさにその通り。私たちは生きるために働きますが、働くために生きているのではありません。
やりたいことをやるために、なりたい自分になるために、生きるのです。
その為に、勉強や仕事をする必要がある。それを教えてくれる塾だと思います。
塾生の皆さんにとってはまだ先の話かも知れませんが、人生において「勉強すること」は、実はそれほど大事なことではありません。
中学・高校・大学と「勉強が大事だ」「頭の良い学校に進学するのが大事だ」「良い会社に就職することが大事だ」と教えられるかもしれませんが、社会に出ると突然、突然です、、
「あなたはどうしたいのか?」「あなたはどうなりたいのか?」と問われることが多くなります。
そんな時に勉強が大事だ、と勉強しかしてこなかった人は、その答えが分からず、戸惑うことになります。
坂本塾では徹底した「やるときゃやる、遊ぶ時は思いっきり遊ぶ。」を徹底して教えられている為、いざ自分の人生を考える時、これまで思いっきり遊んだ経験、情熱を持って取り組んだ経験、から自分が何をしたいのか、どうなりたいのか、が自ずと見えてくると思います。
先程勉強は大事なことではない、と言いましたが、それは本質ではないということ。
なりたい自分、やりたいことが見つかれば、それに向かって一直線、その為に知識を習得すること(勉強すること)は当然必要になってきます。
今のうちにしっかりと勉強もしながら、自分が本当にやりたいことは何か、考えてみてください。

    

●後輩たちへ。

「今を楽しめ。」 とお伝えしたいです。
この言葉だけでは伝わらないので以下補足しますが、「楽しむ」とはゲームをするとか、漫画を読むとか、YouTubeを見るとか、そんな類のものだけではありません。
「ワクワクする」ことをしてください。
実はね、勉強もワクワクします。
苦手な勉強をどう攻略するか、一生懸命考えて実践する。それが結果につながった時はとても嬉しいしワクワクするはず。
坂本塾ではそのワクワクする機会(単語テストや小テストや大テスト等)がたくさん用意されています。ただ追われるだけのテスト勉強ではなく、自分なりに考えて過程を大事にする勉強をして欲しいと思います。
もし、100点とっても全くワクワクしなかったら、、君は勉強に向いてないのかも、、、笑。
次なるワクワクを探してください 笑。
これからの長い人生、どうなるかは誰にもわかりませんが、その時その時を一生懸命楽しんだ人には、必ずキラキラと輝くような魅力があり、どんな決断をするにもその魅力はあなたの力になってくれると思います。

●終わりに

坂本先生、今回は歴戦の先輩方が名を連ねる「今なお熱く」への投稿機会をいただきありがとうございました。
先輩方の投稿を、一読者として楽しむ一方、「俺もここで紹介されたいなぁ」という想いがありました 笑。なのでお話を頂いた時は非常に嬉しかったのと同時に「待ってました!!やったるでぇ!」という気持ちで今回書かせていただきました。
現役塾生達へ何か伝わるものがあり少しでも頑張ろうと思っていただければ、そして先輩後輩OBがこの投稿を見た時、自分の塾時代を懐かしく思い出し、「同窓会しようぜ」となるようなものになれれば幸いです。 ありがとうございました。

坂本塾16期 中美 総司

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